勘亭流(モリサワ)+DFP勘亭流

歌舞伎のために生み出された勘亭流は、和食系の看板にも多く使われています。

この看板は、一段目はDFP、二段目はモリサワのようです。

角度がついて分かりにくいですが、こちらは全てモリサワかと。(「の」はちょっといじっているみたい)

これは全てDFP
看板ごとにネタの組み合わせが違うとは。

波+エアー

どちらも1970年代から80年にかけて登場したディスプレー書体です。

前者はインスタントレタリングとして発売、後者は清刷集からインレタを経て写植にもなりました。

この2つが並んでいるあたり、レア度高いと言えそうです。

スーラ

デジタルフォントの黎明期から幅広く使われている丸ゴシック体です。
Macキートップ表示にも採用されています。

骨?

骨はどこ?

あった、骨! でもこっちは肝心のスーラがなくなってますよ。

サン

行書の筆勢をゴシック風にアレンジした書体です。

特に、筆脈を活かした漢字は、看板では新鮮に映ります。

ちなみに「てぃだ」とは、沖縄の言葉で「太陽」のことだそうです。
もしかして書体名とかかっている? と、ふと思ったり。

行書体101

行書は、蕎麦屋や和食のお店の看板などに手書きの文字としてよく登場しますが、印刷用の書体そのものが大きく使われているのはあまり見かけません。

うねりの激しい写植の行書体です。デジタルフォントにはなっていません。

遠くからでもかなり目立ちます。

道のどちらからも、このうねりに呑まれてしまうのです。