見出丸ゴシック体MBD101+太丸ゴシック体BD101

東急線の駅名表示は、現在では新ゴに統一されていますが、かつては丸ゴシックでした。 世田谷区内で唯一丸ゴシックが残っているのがここ。 駅舎もまだ古いままです。 * さて、この一ヶ月あっという間でしたが、更新は今日で終了です。 企画展では、ブログと…

淡古印

古い印のように、風化したような味をもつ書体です。 カッティングのせいかもしれませんが、近寄ってみると、写植の見本帖などで見るよりもアウトラインが荒々しく見えます。 時が経ち鬆が入ったとしても、寄り集まれるのが、ともだちなのかもしれません。

メガ丸

カジュアルで、独特のアンバランスさが面白い書体です。 店名どおりのキャラクターにマッチしています。 ほのぼのとした暖かさが看板からも感じられるお店です。

ナカフリー+スーボOS

世田谷の街々に散在するプランターには、ひとことメッセージが添えられています。 ひとつはフェルトペンで書いたようなナカフリー、もうひとつはスーボのオープンシャドウ 。どちらも写植の書体です。 道端の隠れた場所にも「花」があります。

HG行書体

用賀駅から砧公園に至る「いらか道」と呼ばれる歩道には、地面に百人一首が彫られています。 使われている書体は楷書体や手書きの文字などさまざまですが、やはり歌を綴るには行書がしっくりきます。 この道は、一首一首踏みしめながら辿るのが良いのかもし…

ブーケ

隷書体をカジュアルにしたようなデザインの書体です。 淡めの色使いにもよく合います。横線が太く縦線が細いのも、この書体の特徴です。 お店の正面はアルファベットで埋め尽くされて、まるでヨーロッパのような雰囲気が漂っています。 その中でこっそりと「…

タイプラボゴシック

写植時代のかな書体ですが、街中ではまだ意外とみかけます。 洗練されながらも個性のある造形です。 雑然とした文字がひしめく中でも、くっきりと際立っていました。 ちなみにデジタルフォントとしては、NTLG/タイプラボNとしてリファインされています。

勘亭流(モリサワ)+DFP勘亭流

歌舞伎のために生み出された勘亭流は、和食系の看板にも多く使われています。 この看板は、一段目はDFP、二段目はモリサワのようです。 角度がついて分かりにくいですが、こちらは全てモリサワかと。(「の」はちょっといじっているみたい) これは全てDFP。…

木田かな

著名な版画家が木彫りしたかな文字の書体です。荒削りな輪郭の中に独特の暖かみがあります。 濁点がどんぐりみたい。 この書体があるだけで、なごめる空間になりますね。

DFP POPコン

縦横の太さが異なるポップ書体です。街中でも比較的よくみかけます。 医療関係などやや堅めの業種には珍しいかもしれません。 これ、画像を回転させているわけではありません。日本語は縦組みもできるんですよ…!?

波+エアー

どちらも1970年代から80年にかけて登場したディスプレー書体です。 前者はインスタントレタリングとして発売、後者は清刷集からインレタを経て写植にもなりました。 この2つが並んでいるあたり、レア度高いと言えそうです。

スーラ

デジタルフォントの黎明期から幅広く使われている丸ゴシック体です。 Macのキートップ表示にも採用されています。 骨? 骨はどこ? あった、骨! でもこっちは肝心のスーラがなくなってますよ。

サン

行書の筆勢をゴシック風にアレンジした書体です。 特に、筆脈を活かした漢字は、看板では新鮮に映ります。 ちなみに「てぃだ」とは、沖縄の言葉で「太陽」のことだそうです。 もしかして書体名とかかっている? と、ふと思ったり。

行書体101

行書は、蕎麦屋や和食のお店の看板などに手書きの文字としてよく登場しますが、印刷用の書体そのものが大きく使われているのはあまり見かけません。 うねりの激しい写植の行書体です。デジタルフォントにはなっていません。 遠くからでもかなり目立ちます。 …

創英ポップ体2

ポップ体のなかでもやわらかいニュアンスで、どちらかというと丸文字に近いような雰囲気の書体です。 とっつきやすく、ほんわかした気分になれます。 一服してリラックスしませう。

イノフリー

フリースタイルと呼ばれるような手書き系の書体は、今では多くなりましたが、写植の時代にはごく限られたものしかありませんでした。そのひとつがこれ。 素朴さと真面目さが同居しています。 訪れた日は残念ながら定休日でした。でもそのおかげで、シャッタ…

ゴシック4550

旧営団地下鉄のサイン用として開発された書体です。このネーミングは文字の縦横比が45:50でデザインされていることに由来します。 小田急線でも、駅名表示などに全面的に採用されています。 しかし最近では、同じくらいの太さの他の書体に替わってしまう場…

DCP方隷書

デジタルフォントの隷書体は整ったなめらかなものが多いのですが、この書体はやや武骨で、味のある書風が特徴です。 文字を取り囲む四角い枠も、その雰囲気に倣ってか、風化されたような崩れがあります。 でも、ここではそれも、ちゃんと直してくれますよ。

ロゴG+ロゴ丸

組んだだけでロゴタイプのように文字が揃う、くっきりとした書体です。 一見すると書体とはわかりません。 ここは閑静な場所にあって、連休中ということもあってか親子連れが多く訪れていました。 建物の入口付近は、角の丸い「ロゴ丸」で統一されています。

ピッコロ体

書体というと、金属活字・写植・デジタルフォントなど、すぐ組める特定の媒体に代表されることが多いのですが、そればかりではありません。80年代には、レタリングされた文字のセットが本になって、印刷用の原稿として使われるということも多々ありました。 …

プリティフランク

ざっくりとした印象のポップ書体です。 木に彫られているせいもあるでしょうが、やわらかさと幾分粗野な感じもあります。 外観も雰囲気のあるお店です。

道界(書体名じゃありません)

道端によくある金属の小プレート、こんなところにも書体とおぼしき文字が刻まれています。 丸ゴシック系のようですが、書体名が分かりません。 「世」「区」の最後がくるんと上に巻いているのが特徴かと。 区の紋章入りもあったりします。 で、なぜ「道界」…